大正時代・昭和時代の探偵業・興信所のイメージ
- 大正時代・昭和時代の探偵業・興信所はどのようなイメージになっていたのでしょうか?
大正時代に入ると探偵業は探偵小説でのモチーフとして取り上げられました。そして、昭和後期には探偵漫画のイメージがあります。推理能力や特殊な能力を使って読者をワクワクさせたのです。こういった風潮は本来の探偵業の不倫調査・浮気調査・個人信用調査・企業信用調査とかけ離れたギャップのある内容になっていたのです。
小説の世界やアニメの世界で探偵事務所・探偵社の探偵業は社会的にも認知されたと思われがちです。しかし、そのイメージは探偵業本来の姿とは違うイメージが浸透してしまったのです。
また、その内容で登場してくる名前も××探偵事務所とか個人の探偵と設定される作品が多かったです。これも本来とは違うイメージができあがった要因になっています。
昭和時代の興信所は企業信用調査・採用した社員が最適な人物なのかどうかの採用調査・結婚をする場合の信用調査が主な業務になっていました。
探偵社は、不倫調査・浮気調査・素行調査・家出などの人探し・追跡調査がメインの活動になっていました。
こういった歴史的背景から興信所と探偵社の違いがはっきりとしてきます。興信所は企業の信用調査や採用調査が主な業務になってきて、探偵社はどちらかと言いますと個人の素行調査である浮気調査・不倫調査・人探しをすることが、この業界の定義になりつつあります。同じ調査をするにしても、その技術や手法が違うのです。ではどんな調査項目があって調査技術が違うのかを次に説明をします。